いつもお世話になっております。
こちらのページでは、お盆や法事・お葬式、日々のおまつりの仕方など、参考にしていただける内容を記載しています。どうぞご利用ください。
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妙楽寺 電話番号☎079-595-0132
法事

法事とは、亡くなられた方のご冥福を祈って、供養をする仏教の儀式です。
「中陰」とよばれる四十九日の間、七日ごとに法要があります。四十九日をもって忌明けとし、この日以降は年忌法要となります。
(記事下部に早見表を設けています。)
妙楽寺では、ご自宅もしくは寺院での法要の後、お墓にお参りしていただき、寺院にてお話の場を設けています。
これは大まかな流れであり、ご都合やその日の天候によって変更されます。
忌日法要・年忌法要の日程決めは、お電話もしくは直接お出会いして、ご相談のうえで決定させていただきます。
法事や供養の意味
供養とは、もともと敬意をもっておもてなしをするという意味で、仏・法・僧の三宝(さんぼう)に食事や衣服などの物資をささげて僧団を援助することをいいましたが、時代が下るともに、仏前に香・花・燈明やお供物などをお供えすることを供養と呼ぶようになりました。特に日本では、亡者の冥福をお祈りするためにお供物や塔婆を奉げる追善供養が中心になったので、仏様だけでなく、ご先祖様を供養の対象にするのが一般的になりました。
引用:天台宗公式ホームページ http://www.tendai.or.jp/qa/index.php
また供養というと、ただ物品をお供えするだけのように思われがちですが、それだけではありません。供養には2種類があり、お花やお香、お供物を奉げるのを「利供養」といい、これに対して、仏様の教えにしたがって日々修行をすることを「法供養」といいます。法供養と利供養の2つがあってはじめて本当の供養になるのです。ですから、日常の生活すべてが仏様やご先祖様への供養だと思って、日々深い感謝の気持ちをもって生きていくことが大切です。
法事とは法要ともいいますが、厳密に区別すると、法要とはお寺さんにお経をあげてもらうことをいい、法事とは法要と後の食事を含めたものです。いずれにしても仏様やご先祖様を供養する場のことです。広くは仏事全般を指しますが、日常的には初七日から三十三回忌までの年忌法要を意味します。
仏教では人が亡くなると、四十九日までに生まれ変わると考えられ、その間、7日ごとに追善供養をする風習がありました。さらに仏教がインドから中国に伝わると、初七日から四十九日までの7回の供養に加えて、百箇日・一周忌・三回忌を営むようになりました。これは儒教の服喪の制度に基づくもので、孝を重んずる中国ならではの変革です。さらに日本では鎌倉時代の頃より十三仏の思想と結びついて、三十三回忌をもって「弔い上げ」とする型が整いました。
深い縁で結ばれていた人との永遠の別れをいつまでも惜しむ気持と、一日も早く仏様の世界に導かれて安らかになって欲しいという気持が一つとなって、このような法事の形態がつくられてきたのでしょう。
また遺族の立場からすれば、「法事は孫のお祭り」などと言われるように、孫のお披露目の場でもあり、それぞれの家族が無事に過ごしていることを、ご先祖様をはじめ、集まった親族に報告する会でもあります。現代のように親戚が全国各地にバラバラに暮らすことが珍しくない状況では、法事は親族が一同に会する大事な機会といえるでしょう。
忌日・年忌表
*各仏・菩薩名は法要のごとにお勤めする仏・菩薩を記しています。
忌日法要
初七日(しょなのか) ー7日目 不動明王
二七日(にしちにち) ー14日目 釈迦如来
三七日(さんしちにち)ー21日目 文殊菩薩
四七日(ししちにち) ー28日目 普賢菩薩
五七日(ごしちにち) ー35日目 地蔵菩薩
六七日(ろくしちにち)ー42日目 弥勒菩薩
七七日(しちしちにち)ー49日目 薬師如来【忌明け】
百ケ日(ひゃっかにち)ー100日目 観世音菩薩
年忌法要
一周忌 ー1年目 大勢至菩薩
三回忌 ー2年目 阿弥陀如来
七回忌 ー6年目 阿閦如来
十三回忌 ー12年目 金剛界大日如来
十七回忌 ー16年目 胎蔵界大日如来
二十五回忌ー24年目 愛染明王
三十三回忌ー32年目 虚空蔵菩薩
五十回忌 ー49年目 弥陀三尊
百回忌 ー99年目 金剛界大日如来・胎蔵界大日如来・阿弥陀如来・五秘密如来
お葬式について

お葬式の意義
「生者必滅」(しょうじゃひつめつ)、「会者定離」(えしゃじょうり)ということは、普段、頭ではなんとなくわかっていても、実際に自分の肉親や親しい友人の死に直面してみないと、なかなか実感できないものです。世の無常について身をもって体験するこの悲しい別れは、同時に、生命の尊さを自覚し、今自分が生きていることの意味を問い直すよい機会でもありましょう。
引用:天台宗公式ホームページ HTTP://WWW.TENDAI.OR.JP/QA/INDEX.PHP
でも、悲しみを歎いてばかりもいられません。厳粛で心のこもった葬儀は、のこされた者のつとめであり、故人に対して最後のお別れとなる重要な儀式です。
天台宗の葬儀式では、故人を仏界へ導くために授戒され、戒名が授けられます。見送る親族や縁者と、供養される故人が一体となって、仏性を開発し、共に仏道を成じていこうとすることに、その意義があります。また、葬儀について、主に遺族の側から考えてみますと、次のような働きがあるのではないでしょうか。
1.悲しみの共有と慰めの機能
親戚・知人が集まり、悲しみを共有します。そして故人のためにともに涙することは、遺族にとっても大きな慰めとなります。
2.やすらぎの機能
通夜・葬儀の間は、世間の雑事から離れ、心を落ち着かせて故人の死と向き合う時間です。儀礼には安心を形づくる働きがあります。
3.祈りの機能
何をどうしてよいのか気が動転している場合でも、儀礼に参加することによって悲しみから祈りへと気持を転換させることができます。仏教的には故人の成仏を願う祈りの場になります。
4.意味づけの機能
故人の人生について考える時間となります。家族といえども故人の全てを知っているわけではありません。会葬者から伺う思い出話は、遺族にとって貴重なものです。また、故人のみならず自分自身の人生についても、その意味に気づかされるでしょう。
葬儀は、人が亡くなったことを受け入れるための大切な儀式です。亡くなった人を弔う行為は太古の昔からから変わらぬ人類共通の営みで、思想や科学、社会状況が変化したとしても、その中心にあるのは故人を思う気持ちであるはずです。
私たちは葬儀の意義を正しく理解し、普段から家族同士でよく話し合い、考えを深めておくことが大切ではないでしょうか。
お葬式の流れ
ここでは、伝統的なお葬式について解説します。
大まかな流れとして下記の1- 6のようになります。
ただし、これらは妙楽寺での伝統的なお葬式の流れであり、故人のご意向やご遺族のご事情によって変化し得るものです。
基本的にはこのような流れであることをご確認いただき、どのように心安らぐお葬式にしていくかをご相談いただければと思います。
1.連絡・調整 ▶2.枕経・通夜・葬儀・告別式 ・火葬 ▶3.初七日 ▶4.忌日法要 ▶5.納骨 ▶6.忌日・年忌法要
1.連絡・調整
①ご遺体を安置し、寺院への葬儀・戒名・日程を決めるため、お電話にてご連絡お願いいたします。
②喪主を決めます(一般的には配偶者、長男・長女の順で務めることが多いです)。
③葬儀社を決めます(葬儀の規模や通夜・葬儀の日程や場所を決めます)。
④必要に応じて世話役を決めます(葬儀社に依頼することもできます)。
⑤死亡届・火葬許可証交付の手続き(葬儀社に代行を依頼できます)。
⑥通夜・葬儀・告別式の日程・場所を知らせます。
⑦通夜の準備を行います。
2.枕経・通夜・葬儀・告別式 ・火葬
[枕経] 亡くなられた直後に執り行われる法要です。平服での参加が可能です。故人の霊が迷わず成仏するよう導く意味合いをもちます。夜分に亡くなられた場合は、翌日に法要を執り行わさせていただきます。
[通夜] 故人と親しかった人たちが一晩中灯明を絶やさずに故人に付き添い、別れを惜しむ儀式です。現在では「半通夜」となり午後6時頃から約1-2時間ほどの場合が多くなっています。当寺院でも、午後6時から7時頃に通夜を執り行わせていただくことが多いです。通夜では、故人が仏の弟子となるための戒名を授けるなどの儀を行い、阿弥陀経をお唱えします。
[葬儀] 一般的に通夜の翌日に行われます。遺族や近親者、友人、知人などが集まって故人の冥福を祈り、成仏を願って営む儀式です。葬儀では、故人に引導を渡し、観音経をお唱えします。
[告別式] 故人の友人や知人が、故人との最後のお別れをする社会的な儀式です。一般的に葬儀と告別式を同時に行う傾向にあります。
[火葬] 火葬場に到着し次第、係員に火葬許可証を渡します。棺桶を炉の前に安置し読経・焼香を行います。棺桶が炉に納められ点火されます。火葬時間はおよそ2時間程です。火葬が終わり次第骨上げを行います。ご遺骨と火葬(埋葬)許可証を受け取ります。
3.初七日
ご命日から7日後に行う法要です。
天台宗では、死者は様々な仏・菩薩によって審判を繰り返し受けながら、極楽浄土に至ると考えます。初七日法要はその審判の始めの日に当たります。
現代ではお葬式前後でご遺族の日程が非常に立て込むため、本義とは離れますが、火葬後に続けて執り行われることがあります。
4.忌日法要
お葬式から7週間、1週間ごとに行われる法要です(初七日も含まれます)。
ご自宅か寺院にて執り行います。この七週間を忌中・中陰と呼び喪に服する期間と考えます。
この期間が終わると忌明け・満中陰となります。
5.納骨
一般的には忌明け法要の後に続けて、お墓に納骨する流れになります。
ただし、お墓の準備が整っていなかったりご都合がつかない場合は、相談の後、別日にて納骨を行うことが可能です。
6.忌日・年忌法要
忌明け・納骨後にも、定期的に法要を執り行います。
日程の調整は、お電話もしくは直接相談の上で決定いたします。忌日・年忌はページ上部「法事」の早見表をご利用ください。
※お葬式のあった次のお盆は「初盆」となります。ページ下部の「初盆のお祀りについて」を御覧ください。
お葬式前後の手続きについて
お葬式の前後には、たくさんの手続きが一気に発生します。
死亡届/火葬許可申請書提出・年金受給停止手続き・健康保険証の返却等・世帯主変更・公共料金等の変更/解約・遺言/相続関係調査・準確定申告・遺産分割協議・相続税申告・名義変更など。(必要な手続きは個人によって変わります)
現代ではお葬式前後の手続きが複雑となり、ご遺族は短期間でこれらのことを行う必要が生じてきます。
精神的・身体的にも安らかな気持ちで故人を送り出すためにも、平時から少し準備を心がけておくとよいかと考えます。
最近では終活という言葉も頻繁に使われるようになりましたが、必要以上に気に病んだり思い詰めることなく、今の生活を見つめ直す機会として取り組まれてはいかがでしょうか。
こちらの書物は情報が非常に分かりやすくまとめられていたので紹介しておきます。妙楽寺にても閲覧可能です。『葬儀・法要・相続・お墓の事典』(amazon.comのページへ移動します)
日々の仏壇のおまつり

仏壇とは、いわばお寺の本堂を小さくして家の中に置いたものです。つまり、仏様(本尊様)をお祀りすることが主体であって、仏様に手を合わせて今日の無事を感謝し、また明日の無事を祈る場所です。そしてまた、本尊様とともにご先祖様に対しても感謝の気持ちで祈るため、位牌を祀るのだと考えられるでしょう。
引用:天台宗公式ホームページ http://www.tendai.or.jp/qa/index.php
そこで先ず、最上段の中央に本尊様をお祀りします。天台宗では、「本尊」をとても柔軟に考えます。姿・性質は異なれど、みな等しく仏様の世界に導いて下さるのですから、仏・菩薩・明王・諸天、すべてを本尊様と呼べるのです。お祀りする本尊様については、菩提寺に相談されるのが良いでしょう。天台宗の場合は、本尊様に向かって右に天台大師、左に伝教大師のお姿をお祀りするのが通例です。
次に、中段にご先祖様の位牌を安置します。中段中央には本尊様へのご飯やお茶の器、過去帳などを置くでしょうから、位牌は左右に置かれることになるでしょう。下段には三具足・五具足などと呼ばれる香炉・華瓶・燭台を揃え、その前に経机を置いて、経本・香炉・線香・鈴・念珠などを用意するのが丁寧なやり方でしょう。
このように一応の約束はありますが、住宅事情などにより臨機に考えるべきです。たとえば小振りな仏壇で本尊様と位牌が同じ段になるようなこともあるでしょう。また置き場所や向きも、「神棚と向かい合わせにしない」「極端に高い・低い位置を避ける」「落ち着いた場所に安置する」などに留意すべきではありますが、無理をすることもないかと存じます。
いずれにせよ、仏壇は「家の中のお寺」ともいえるのですから、菩提寺に依頼して開眼法要をして、お花やお茶を供えます。そしてわずかの時間で結構ですので、毎日手を合わせる気持ちが大事なことと考えて下さい。
日々のお勤め
日々のお勤めの際は、各家にご用意されている「天台宗勤行儀」の内容をお勤めされてはいかがかと思います。
多くの人々(特に初心の方)に、親しんで頂くことを目的として作成されたお経本です。
お勤めの作法や内容にふれることができ、功徳をより積んで頂く為に、簡単な意味や解説を掲載しています。
必要最小限のお経がまとめられていますので、日々のお勤めにご利用していただきたく思います。
また、座禅(止観)の仕方・食前/食後の言葉などもまとめられていますので、ご意向に沿って取り組まれてみてはいかがでしょうか。


お盆について

初盆のお祀りについて
初盆を迎えられるご家族の皆様には、淋しい気持ちを胸に日々お過ごしのことと思います。
ご法事や日々のお勤め、またお盆やお彼岸などの様々な仏事を通して私たちの気持ちも少しずつ和らいで行くものと思います。
お盆の期間にはご先祖様や亡き人をお祀りするためにお仏壇とは別に座卓などを利用して棚をしつらえます。
これを精霊棚と呼び、この棚に向かってお勤めをすることから「棚経」と呼ばれています。
精霊棚をしつらえるのが本来の姿ですが、家庭によっては棚を設けずお仏壇にお盆の飾り付けをされるお家もございます。
それぞれの家庭に伝わる祀り方によってお祀りをしていただいても差し支えありません。

初盆のお家では、精霊棚に加えて初盆棚をお祀りしていただくことになりますので棚を2つ設けることになります。
住宅事情等で1つしか棚を設けることができない場合には、精霊棚に初盆を迎える位牌を一緒にお祀りしていただいても結構です。
また新宅をされご先祖様としてお祀りする位牌等が無い場合には初盆棚だけをお祀りしていただいて結構です。
適当な大きさのテーブルを用意し、その上に真菰等で編んだゴザを敷き、位牌などを並べお供え物をしてお祀りします。
精霊棚や初盆棚のお祀りは、一つの目処として8月7日より15日までお祀りします。(寺からのお参りがある時には、霊膳や野菜、果物等もお供えしておきます。)
迎え火や送り火は各家庭や地域の習慣に従って行ってください。
お盆の由来について

お盆には、お寺で盂蘭盆会という法要が営まれます。
盂蘭盆とは、ウランバナというインドの言葉に漢字を当てはめたもので「逆さずりの苦しみ」という意味があります。この盂蘭盆を略して「お盆」と言い習わしています。
この法要では、施餓鬼ということが行われます。
施餓鬼とは餓鬼に食べ物を施し、亡くなられた方々の成仏や私たちの魂や心を救うためのお勤めです。
餓鬼とは、ものおしみの心や一人占めの心が強く、飢餓の世界(餓鬼道)に生まれ、常に飢渇の苦しみを味わう生き物のことです。
この餓えた者に食べ物を施し、飢渇の苦しみから救うことにより新霊を始め全ての亡者(三界万霊)の成仏と仏の救いを祈るのが施餓鬼法要であります。
私達もまた、布施の行いにより少しでも多くの功徳を積みたいものです。
インドには雨季があり、僧侶は外を出歩かず4月16日から7月15日までの3か月間は一定の場所に集まり、殺生を戒めて修練しました。
これを安居と言います。
この安居が明ける7月15日に安居中の生活を反省してさらに仏道に励む心を起こし法要を行いました。これがお盆行事の始まりです。
(仏弟子、目連尊者の母を救うお話や盆踊りもこれに由来します。)
江戸時代までは旧暦の7月15日にお盆の行事が営まれましたが、明治時代に新暦に改められ、新暦の7月15日にお盆を行う地方(関東地方)、旧暦に近い一月遅れでお盆を営む地方(関西地方)、旧暦のままお盆を行う地方に分かれ、現在に至っています。
7月(8月)のほぼ一月をお盆とする習慣は、地蔵盆 (24日)として残っています。
棚経は、お盆の期間に設けた棚に向かってお勤めをすることです。
棚を設ける意味は、先祖にお帰りいただく場所をつくり、懇ろにお供え物を差し上げ、お盆の間、家族(子孫)が先祖と一緒に過ごすという意味があります。
心を込めてご先祖を迎える準備をいたしましょう。
仏壇、家、墓を掃除し、供物を供え、お迎えの準備が整うと迎え火を焚きご先祖様をお迎えいたします。
普段からお仏壇に向かってお勤めを欠かしませんが、お盆の期間は特にご先祖様を大切にいたします。
お盆を過ごした後は、別れを惜しみながら送り火を焚き、ご先祖をお送りします。
近年、私たちの生活スタイルの変化にともない、お祀りの仕方もお盆の過ごし方も変化してまいりました。
しかし、本来のお盆の意味を理解し、形は変わってもご先祖様を大切にし、供養する心を親から子へと次の世代に伝えていきたいものです。
お盆は、ご先祖様の供養を通して、私たちの心が救われていく行事でもあります。

その他
「のし袋・のし紙」について
作成中
