【ブッダの言葉】死を考えるメリット【簡単で分かりやすい生活仏教】

法話

 こんにちは🙏お照(Oshyo)です!

 かれこれ12年、お寺で僧侶をしている者です。

 

 今回は、「死を考えるメリット」について解説します。

 ブッダの言葉とお照の視点から、簡単に分かりやすく説明します。

 [結論▶解説▶まとめ]の順番です。

 

結論:死を知ると、心が軽くなる

 最初にお断りしておきます。

「死ぬことのメリット」ではなく「死を考えるメリット」ですのでお忘れなく・・・失礼しました。

 

 まず質問です。

 あなたは、自分の死について考えたことがあるでしょうか?

 

 一般的に、死について考えたり語ったりすることは、タブー視されています。

 気分が沈みがちになってしまいますし、取り扱いに困るテーマですから。

 私自身も、死について立派に語れるような人間でもありません。

 

 しかし、生きていれば自分の死の瞬間を考えることは何度かあると思います。

 そのようなときに、死を考えることは悪いことなのでしょうか?

 

 お釈迦様は2500年前にインドで仏教を始められました。

 この時代にも、死を考えることはどういった意味があるのかという疑問を持つ人々がいました。

 お釈迦様は、そのような疑問に対して次のように答えられました。

<strong>お釈迦様</strong>
お釈迦様

必ず死は訪れます。

この事実を自覚して、

今ある欲望や記憶を手放すと心が軽くなります。

 

 以下、この言葉の意味を解説します↓

解説:死の訪れと、心の軽やかさ

 死を考えることにどのような意味があるのかとうい疑問に、お釈迦様は次のように詳しく答えられました。

君にいずれ、死が訪れる

君にもやがて身体が崩壊し、死が訪れるときがくる。

その崩壊のときがくる前に、君に話しておくべきことがある。

「欲しい欲しい、足りないよ!」という欲望を手放して、安らぐこと。

過去から貯めこんできた記憶への執着を手放して、

軽やかに、今この瞬間をよけいなことを考えずに生き抜くこと。

そうすれば、すべてのことに「ま、いっか」と

心はすこぶるやわらかくなるだろう。

小池龍之介『超訳 ブッダの言葉』(2011)183項

 まとめると、

・あなたもいずれ必ず死ぬ

・私達は常に何かに執着している

・それを手放して、今この瞬間を生きていることに集中する

・すると心がスッと楽になる

という内容です。

大抵のことは苦しい

 私達は生活する中で常に何かを考えています。

 しかも、それは大抵良いことではない。

 将来の不安や、今の自分はこのままで良いのかといったことで不安がいっぱいです。

 

 そうすると、ドンドンと自分の中の焦りが大きくなっていきます。

 焦りは、終わりなき欲望への架け橋です。

 「欲しい、足りない」といった欲望はドンドン大きくなるばかりです。

 

苦しみを断ち切る死の自覚

 どんなに不安であろうと、死はどんなものでも必ず連れ去っていきます。

 この事実を受け入れて生活します。

 そうすると、不安がらなければならない明確な理由が見当たらないのです。

 

 いくら悩んだって、死にます。

 私達は、不幸な気持ちで生活しなければならないなんてルールはありません。

 

一つのことに集中する

 ただ、どうしても不安や欲望は、心の隙間を縫って芽生えてきます。

 そのときには、今この瞬間を生きていることに意識を向けましょう。

 

 自分の身体の動きや、呼吸など何でも良いです。

 私のおすすめは、食事に集中することです。

 物を噛んで、味わうことを強く意識してみるといいです。

 食事は、自分が生きているという事実を、もっとも身近で感じることができる瞬間だと思うからです。

 

 そうすると、案外自分に必要なものはそんないないんだなと感じる時が来ます。

 あなたがこのことに気がつけると、心軽く暮らすことができます。

まとめ

 「死を考えるメリット」は、死を知ると心が軽くなることです。

 私達は日々、生活の中の不安と付き合いながら暮らしています。

 すると、不安ゆえに「欲しい、足りない」という欲望が膨れてきます。

 

 この欲望を回避するために、自分の死について考えることは有効です。

 死は、欲望も記憶も全て連れ去っていきます。

 

 ゆえに、私達がどれだけ悩んでも、物を欲しがっても全て洗い流されます。

 私達は、思い悩まなければならないという規則はありません。

 

 今この一瞬を生きていることを、強く意識する。

 食事や呼吸など1つの行動に注目しましょう。

 そうすることで、本当に自分に必要なものが見えてきます。

 すると、心がスッと軽くなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました