こんにちは🙏お照(Oshyo)です。
かれこれ12年、お寺で僧侶をしている者です。
今回は、「あなたが嫌われる1つの原因」について解説します。
ブッダの言葉と私の視点から、簡単に分かりやすく話します。
[結論▶解説▶まとめ]の順番です。
結論:あなたという枠から1歩離れてみる
あなたは普段から人目を気にする方でしょうか?
人は誰しも、「嫌われたくない、誰かに好かれたい」と感じながら生活しています。
「みんなが自分が大切である」と思いながら生活しています。そのことに気付くことで、自分を大切にすることから少し距離をおき、近くの人を大切にしてみる。
このことで、「嫌われる不安や、好かれたい欲求」から、少し距離を置くことをができるようになります。
人から嫌われることに不安なあなたへ

あなたは日常生活の中で、家族・友人・恋人・学校・職場からどのように見られているでしょうか?
周囲の目など全く気にしないという人がいますが、そのような人は実際には少なく、多くの人は自分がどのように周囲から見られているのかを常に気にして生活しています。
その中でもやはり一番気になるのが、「好かれているか、嫌われているか」です。
そして、多くの人は周囲に好かれていたいと考え、好かれている場合は自分の自信に繋がり、同時に喜びを感じるように思います。
一方、周囲から嫌われている場合、自分に自信が持てないですし、多くのストレスがかかってきます。多くの人が、周囲から嫌われているよりは好かれている方がいいと感じているのではないでしょうか。
しかし実際の問題として、誰からもずっと好かれている状態でいられることは、ほぼ不可能です。
私達の身の回りにはたくさんの人がいて、それぞれの考え、それぞれの行動を行っています。そういった対人関係の中では、誰からも好かれことは非常に困難です。
「みんな自分が大切」に気付く

結論から言うと、あなたが人から嫌われるか不安な原因の1つに、人はみな「自分がとても大切である」と考えていることに気付けていないことにあります。
突然ですが、仏教では「苦しみは、自分に対する執着からやってくる」と考えます。「執着」というと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと「必死に自分を大切にしようとすること」であると言えます。
この感覚は自然と誰もが持っているものです。豊かな生活を築こうとしたり、安泰な将来を望むことは誰しもがもつ感覚です。このことが悪いことであるとは考えませんが、これを望み続けると段々と苦しくなってしまいます。
僧侶は自分への執着から離れるために修行を行うのですが、なかなか困難なものであります。それほどに、「自分への執着」というものは手放すことが難しいものです。
故に仏教では、「誰しも自分に執着している」と考えます。どんな人でも「自分がとても大切である」と考えていることに気がつくことができると、あなたは「好かれる、嫌われる」という枠組みを、一人飛び越えることができます。
自己中心性とお釈迦様

現代社会において、自己を主張することが求められるようになりました。「個人の時代」とも呼ばれ、自らの主張を持たなければ周囲から評価されないということが当たり前となりました。
すると、どんどんと自己中心性が増してきてしまうような感覚に陥ってしまいます。
このような、自己中心性の問題は、2500年前のお釈迦様が生きておられた時代にもありました。このことについて、お釈迦様は一つの解答を述べられています。
君が聞かれもしないのに自分についてしゃべるとき
自分がどれだけがんばったかということや、
自分が成し遂げたことや、
自分が有名人と知り合いであることや、
自分の立派そうな職業について質問されてもないのにしゃべる人。
君がそんな生意気な人になるのなら、
優れた人々から君は、「浅ましい」と敬遠されるだろう。
小池龍之介『超訳 ブッダの言葉』(2011)026項
上記の内容は、超訳の引用ですので多少の内容の飛躍はあります。内容としては、「自分のために、自分のことをしゃべるひとは、人から嫌われていく」と説かれています。
では、なぜ自分のことを語ると、嫌われてしまうのでしょうか?
それは、自分のことを語る際に、相手のためになっていない内容となってしまっているからです。もし、相手が自分のことを理解したがっているならば、自分のことを語ることは相手のためとなります。
しかし、いきなり自分のことを語り始めてしまうと、相手のことを思っていない自分勝手な行動となってしまい、結果的に相手を大切にしていないことになります。
もし、話し相手がいきなり「自分の好きな食べ物」について話し始めたら、あなたはどう感じるでしょうか?
最初に「みんな自分が大切」であると書きましたが、この場合についても同じです。「みんな自分が大切」であるがゆえに、相手がいきなり自分のことを話し始めると、「あぁ、私のことより自分のことを優先するんだな」と感じさせてしまいます。
あなたという枠組みから一歩離れてみる

これまで書いてきたように、人は誰しも「自分がとても大切」であると考えます。
これは、もちろんあなた自身にも言えることです。「自分を大切にする」ことは決して悪いことではありません。
しかし、みんな自分が大切であると考えている中で、もしあなたが「私はあなたのことが大切です」と伝えることができれば、あなたはその人から大切にされるでしょう。
そして、同時にあなたは「自分がとても大切である」とうい、執着から少し離れることができます。
その分だけ、あなたは少し身軽に感じるようになるはずです。
「自分が大切である」という枠組みから少し距離を取るためにも、身近な人を大切にする。
そのことで、「嫌われているかもしれない、誰かに好かれたい」という、日々の不安から一步踏み出すことができるようになります。



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