こんにちは🙏お照(Oshyo)です。
かれこれ12年、お寺で僧侶をしている者です。
今回は、「あなたが嫌な気持ちになったときの対処法」について解説します。
ブッダの言葉と私の視点から、簡単に分かりやすく説明します。
[結論▶解説▶まとめ]の順番です。
結論:「真の損得」を知り「心軽く 穏やかに」生活する

あなたは、普段の生活の中で悩んだりストレスを抱えたときにどうしていますか?
精神的な疲労を抱えやすい現代社会において、心のケアを行うことは必須です。
仏教の知恵を借り、「真の損得」を意識することで、反射的に心を乱すことを防ぎ「心軽く 穏やかに」生活しましょう。
あなたは普段、どのような気持ちで生活していますか?

あなたは普段の生活の中で、さまざまな感情を持ちながら生活しています。
人生の中で起こる、就学、就職、結婚など大きなライフイベントだけでなく、人間関係、家族関係、健康、金銭などさまざまな出来事が、あなたに途絶えることなく感情を引き起こさせています。
その感情は大きく4つに分けられると言われています。「喜怒哀楽(きどあいらく)」よく聞く言葉ですよね?
喜び、怒り、哀しみ、楽しみのことです。
ではあなたは、どの感情をよく感じているでしょうか?
思い出すことは人それぞれであって、どの感情も人生を深めるにあったって必要です。
どれが優れているということはないと考えます。
もちろん、感情を4等分することはできませんし、感情の入り混じった表現できないような気持ちはとても多くあると思います。
悩みと人間関係

しかし、私達はやはり「喜怒哀楽」の中でいうと「怒」と「哀」はなるべく感じないように生活したいと考えます。
怒りや哀しみより、喜びや楽しみを感じている方が好まれることは自然なことでしょう。
怒りや哀しみからは悩みが生まれるので、苦しむことになるからです。
突然ですが、「人が普段の生活の中で悩みを持つ原因は、すべて対人関係にある」とアドラーという心理学者が述べています。
私自身、これが事実であるかどうかは分かりません。
しかし、あなたが「怒りと哀しみ」を覚え悩むときの内容は、ほとんど他人との関わりの中から生まれたものではないでしょうか?
家族関係や友人・恋人との付き合い方、学校・職場での人間関係など、人の悩みには誰かしら登場人物がいると思います。
人間関係とお釈迦様

つまり、私達が普段感じる「怒り」や「哀しみ」の感情の多くが、他人との関わりの中から生まれてきているといえます。
現代社会において人間関係の悩みは果てしなく多くあるように感じますが、約2500年前のお釈迦様が生きておられた時代にも、同じように人間関係の悩みは存在していました。
このことに対して、お釈迦様は一つの解答を述べられています。
もし誰かにいやな目に遭わされたら
もし君が敵からいやな目に遭わされて、鬱になったり落ち込んだりするのなら、それを見た敵は、「わーい、ざまーみろ」と笑って喜ぶだろう。
ゆえに「真の損得」を知る人は、どんないやな目に遭わされようとも、嘆かず平常心を保つ。前と変わらず穏やかなままの、君の優しい表情を見た敵は「ちぇっ、がっかりだ」と落胆する。
皮肉なことに、敵を悩ませるための最高の「イヤガラセ」は君が怒らず朗らかにしている、たったそれだけのこと。
小池龍之介『超訳 ブッダの言葉』(2011)001項
上記の内容は、超訳の引用ですので多少の内容の飛躍はあります。
内容としては、たとえ他人から嫌な目にあわされようとも、あなたは注意深く感情を起伏させずに、あなた自身の平常運転を心がけなければならないと説かれています。
これができる人は「真の損得」を知る人であると書かれています。
では「真の損得」とはなんでしょうか?
「真の損得」を知る

仏教の最大の目的は「悟り(さとり)」にあると言われています。
ただしその「悟り」の内容は明確に判明しているわけではなく様々な説があります。
そして、「悟り」は悟りの状態を経験することでしか理解することができないとされています。
私自身も悟りを経験したことはなく、理解もしていません。
ただし、様々な文献を読んでいるうちに、「悟り」とは、「心軽く、穏やかに生活すること」という意味合いに近いのではないかと考えました。
私自身の勝手な解釈となるのですが、仏教で言う「真の損得」とは「悟り」という視点から、「心軽く、穏やかに生活することができるかどうか」であると考えました。
あなたが、「真の損得」を知っているのであれば、あなたが他人から嫌な目にあわされた場合にも取るべき行動が自ずと分かってくるはずです。
あなたが他人の行動により、「怒りと哀しみ」の感情に取り憑かれてしまうと、「心軽く、穏やかに生活する」ことはできなくなっていまい「真の損」になってしまいます。
あなたが他人の行動により、嫌な目にあおうとも注意深く平常心を心がけるならば「心軽く、穏やかに生活する」ことができ、あなたは「真の得」を得たことになります。
まとめ

私達は、普段の生活の中で、他人から嫌な目にあわされることが多々あります。
そのとき反射的に感じる「怒りや哀しみ」の感情から、「仕返しや」「不服な態度」を行うと、相手に一矢報いたような気分になります。
一見すると、自分の感情を修めることに成功しているように見えますが、そこには心を乱した自分が残るのみです。
常に「真の損得」を見極める視点を持ち、「心軽く、穏やかに生活する」ことを心がけてみてはどうでしょうか?


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